あぬブログ

映画の文句とプラモデルと旅行の写真

プリパラ

プリパラの放送が終了しました…………………………………………………………………………。

 

(プリパラをこれから見ようと思っている人はがっつりネタバレしているので気をつけて)

 

そりゃあTVシリーズなのでいつか終わるも知れないのは分かっていたけど
やっぱりずっと追いかけていたシリーズなので喪失感がものすごい。
アニメなんて長くても2クールが主体で2期を待ってるもの以外すぐに忘れ去っていくようなものばかりなので
こんなに長くキャラも話もハマったのは初めてかも知れない
というか前例が思い出せない…
ケロロ軍曹とかだと5,6年はやってたか…
ケロロって…。

 

まあ深夜アニメというより
いつまでも続くようなアニメだったので本質としてはケロロに近いのかもしれん。テレ東系列だし。
なにより今週もしれっと放送してそうな雰囲気がある(2018/03/31時点)

プリパラ(1期~3期)とアイドルタイムプリパラ(1期)なので
4年放送してたんだけど、実際に見始めたのは2期がはじまったあたり
弟が楽しそうに見ていたので噂は前より聞いていたから試しに見てみようということになり……という経緯。

2期の初めあたりだとまだナベシンが絵コンテにいたり三重野瞳が脚本にいたりしたので
今よりもいい感じの狂いっぷりでぶっ飛んでた記憶がある
ちなみに1期についてはNetflixで全話見たので把握済みです。

正直言ってしまうと、元々こういうCGのライブ演出とか割と馬鹿にしてた
(本当に申し訳ないが、プリリズシリーズのライブは放送時期若干チラチラみていたけど動きがぎこちなかった…)
プリパラも最初もちょっとそういうライブ演出に対して懐疑的な思いだったけど、
2期始まったあたりが、ちょうどアニメ業界全体のCGライブ表現のカンブリア爆発みたいな時期だったみたいで
プリパラが深夜アニメ、女児アニメ(業界全体)におけるCGモデルでのライブ演出を引っ張っていったような気がする
アイカツは視界に入れていません、なぜなら俺はプリパラのオタクだから………………………………………)

プリパラの各キャラの掘り下げとかもしてみたいけど
たぶん他に文章が上手い人が書いてくれているのでそっちを探して読んで欲しい

とりあえずそれぞれのシーズンごとの感想をしたためておきたい

まず1期、これはNetflixの配信で見たけど
らぁらがみれぃとそふぃを攻略してチームに迎えいれて
ボーカルドールという殻にらぁらが魂を宿すシーズンでしたね
そんなことはともかく
らぁらママがとても良い………………………………………………………
でもプリパラという世界観を構築する上では重要なシーズンだったけど
個人的にはあまり響かなかったな。

 

次に2期
キャラクターが1期よりも増えつつ、それぞれの持ち味を生かしつつ
そして少し狂っている……。

アルマゲドンはもちろんの事、ガァルル、ひびき。
1期の世界観をより深めるようなキャラクター配置だった。
そして、あじみ先生..................。

あの突飛なギャグ登場が今では当たり前になってしまったがけど、
あの人、初見はこれ出して良いキャラクターだったのか苦笑いしか浮かばなかったわ。

実際、このキャラ出して来週からプリパラのストーリーが成り立つのか?と不安要素の一員だったけど、シーズンの最後まで見てみれば、なんてことはない、ひびきの過去と密接に関連しているキャラクターだったね。
改めて、あじみ先生という独特な毒気があるキャラクターが2期の背骨であり、根幹であったような気がする。

だって森脇監督の作家性を煮詰めたようなキャラだったやん?

 

そしてどう紫京院ひびきというラスボスアイドルに凡才努力アイドルたちが立ち向かうか
地下に追いやられてもアイドルとしての矜持を持ち続けられるのかという
後半のセレパラ編は本当に良い。
キャラクターの個性がぶつかり合って、そのぶつかりあってできたエネルギーが物語の推進力になっていくのは凄すぎた。


上のガァルルの回(80話)で、女児アニメでボロボロ泣くオタクになってしまった………………………。

もちろんそれも良かったんだけど、他には
レオナの内面とか心情が分かるような回がこれぞ見たかったという感じだったな

全ては嘘、生きるというということは演じることとと嘯くひびきに
「あるがままです」と言い放つレオナ
ドロシーを捕らえたセレブリティ4に今まで見せたことのない怒りを吐露するレオナ

自分らしくあるがままに生きる事、なりたい自分になる事に恥ずかしさや、やましさを感じないレオナに性別を超えた気高さみたいなものを感じてしまった。

レオナまわりの言及に関しては下記ブログの方がかなり上手なので読んだほうが良い

そしてシーズンの最後、あれだけプリパラを蹂躙したひびきに対して
らぁらもみれぃも「ちっとも気にしてない」と言い放つあの胆力、あのブレなさ。
み~んなともだち み~んなアイドル!いうシリーズ通してのキャッチフレーズの持つ力強さを一番感じたシーズンだったような気がする。

最大級に好きなシーズンでした。

次に3期、キャラクターが2期よりも爆発的に増え
主役がらぁらからのん、ちり、ペッパー
ノンシュガーってのん(none)チリ(唐辛子)、ペッパー(胡椒)なので
甘くない三人組、これから甘くなる三人組なんですね最近気づきました。

 ちゃんこちゃんも劇場版に伴いCG化、
あじみ、ちゃんこ、コスモの女児アニメとは思えない個性が爆発したチームの登場
ステージに立つのは特別な女の子じゃなくても良い
プリパラはなりたいと思ったらいつでも誰でもアイドルになれるし
人とは違う個性があったら誰でも輝けるんですよ。

 特段、このシーズンでそれを主張しているわけではなく、
プリパラが今まで視聴者の気づかないうちに積み上げてきた、
そういうありかたを実感するシーズンだったかなと。

人とは違う個性があったら誰でも輝けるっていうのは
少しベクトルは違うんだけど
うさくんの「マコちゃん絵日記」のごっちゃんの心情を主人公が察するシーンを思い出すんだよな
あと「もしもし、てるみです。」のカラオケのシーン。
人とは違う個性があったら誰でも輝けるというよりも
輝くべきだと俺はそう思う。
いいからMake it!を聴け。

 というか、神アイドルを決める1点において重要というか、
プリパラ全体の決め手になったようなシーズンだったように思います。
ストーリー上はノンシュガー頑張ってたけど
神アイドルグランプリだとノンシュガー置いてけぼりで
SoLaMi♡SMILEが実力で神になってしまい、ちょっとかわいそうではあったけどね。

 次に4期
どうするんだこれ、更地からのスタートで、女子はアイドルも禁止されていて
男子プリパラというのが実権を握っていて…という
DARK SOULSの「もたざるもの」状態で始まるプリパラだったけど
そういう絶望的な状態から、パルチザン的にゲリラ的にレジスタンス的に
アイドル活動をしていくという更に地獄のような状態
ほら、ダンプリへ地下通路掘ったときにも白い安全帽かぶってたし…。

 そんな0からのスタートから、パラ宿を大賑わいにして、チーム結成、時の女神よりも強大な時の妖精を目覚めさせてパックの暴走も食い止めるという。なかなか曲芸じみたストーリーラインだった。

そして何より、キンプリという前例があったにせよ、ウィズの男性CGキャラクターがライブをするというプリパラで今まで無かった事をこなしていたのが凄い。

 後は、みあの参戦によりプリティリズムバースが強力に密接したこともプリリズの歴史としては凄いのでは?一応パラレルワールド扱いでたまに劇場版でコラボするとかだったのに。

そりゃあコスモさんは元々出てたけど。

今までのプリパラのメインチームがゆい、にの、みちるのバックについて話を運ぶ構成も
新キャラの魅力と元々いたキャラの魅力を同時に引き出すことに繋がっていて良かった。

そして、ガァララとしゅうかがプリパラというシステムそのものに友情を引き裂かれてしまうというあの回は、本当に胸が張り裂けそうな気持ちになったよ…。

 あと、正直4期はドレッシングパフェのために用意されたシーズンだった。
新曲演出震えたし、さわやかな涙が出てきちゃった
3期の最終話のしおんのセリフがラストにちゃんとつながってくるのが本当にアツい

と言った感じ。 

好きなシーズンを順番に並べると
2期、4期、3期、1期

まだまだ忘れてしまっていることとか、言い足りないことたくさんあるけど
このへんで。

プリパラを見ていなければキンプリにも、プリリズシリーズにも出会うことがなく
今よりも全然充実してない状態だった気がする
プリパラによって3年間人生が20パーセント位満たされていた、そんな気持ちで今このブログを書いています。

4年間(俺にとっては3年間)おつかれさまでした。

 

ゆめかわ!

 

夢川ゆいさん…………………………………………………………………………