あらすじ
手術のために入院して尿道カテーテルと格闘した
詳しくは前回までの日記を参照
闘病日記 ACT3
入院生活3日目(手術から1日後)
この日から朝食が出た。
今日だけはおかゆを中心にした流動食みたいなメニューだった。
問題なく食べれたのだが、舌の右側の感覚が鈍い。
これは事前説明されていた通りの後遺症である。
鼓膜の近くには味覚の神経が通っており、手術ではそこを傷つけたり触る必要があるため、術後は味覚が鈍くなるという仕組み。
数日経てば神経が傷ついた箇所を迂回して味もだんだん感じるようになるとのこと。
これで病院食で苦手な献立が出ても、食べる時に舌の右側を経由すれば味は感じないから、まあいいかと思うことに。
また、この日から点滴は必要な時だけいれるような対応になった。
点滴の針のついたアタッチメントは常に手の甲に刺さっていたが、
その管の先は脱着式になっており、必要であればアタッチメントの先に点滴の管を通すことで、
点滴の度に体に針を刺さなくてもよくなるという仕組みだ。
なんか、ネオアマゾンズドライバーみたいでかっこいいなと思った。
風呂はまだ入れなかったが、アツアツのおしぼり(飲食店で出てくる不織布おしぼりの巨大版と思ってくれたらよい)を複数個渡され、それで体を拭いても良いとの事。喜んで拭いた。
まあ、語るべき内容はこれだけ。
手術後はひたすら療養だ。入院病棟はそういう場所なので。
寝た方が治りが早そうなのでひたすら寝た記憶しかない。
この日にそっと耳たぶをすこし触ってみたが、確かに耳たぶの内側の軟骨のほんの一部分が切り取られているような感覚があった。
耳たぶから欠けたそいつは今は耳骨として鼓膜の奥で頑張っているのだろう。
入院生活4日目(手術から2日後)
今日から病院食が咀嚼して食べるメニューに切り替わった。
朝から診察があり、主治医から経過も良好なので明日か明後日には退院できますよ。と言われたが、明日は不安なので明後日でお願いしますと伝えた。
病院内を歩き回れる余裕が出てきたのでリハビリがてら階段の昇り降りをしてみたが、体力は落ちているのでかなりしんどかった。
少し歩くと血圧が上がって、手の甲のネオアマゾンズドライバーの透明チューブ内に血が逆流してきてコワーと思った。休んだらすぐ元に戻った。
入院生活5日目(手術から3日後)
暇すぎる。
退院を今日にすればよかった。
手術1日後はかなりしんどかったが、3日後ともなると普通に元気だ。耳の奥の痛みもだいぶ弱まっていて、シャバに出ても普通に過ごせそうだ。
一応iPadにいくつか漫画とエヴァンゲリオンANIMAをKindleでダウンロードしてきたが入院中それらもあらかた読んでしまいなにもやることがない。
ポケモンチャンピオンズのダブルのマスター帯でボロ勝ちしたが、
ポケモンチャンピオンズってやると体温と血圧上がるのであんまり病院でやらない方がいいですよ。
この日の昼に点滴のアタッチメントも外され、頭から下はシャワー可能との事。ありがたかった。
相部屋にはベッドが4つあり、わし以外に2人の爺さんが入院していた。
基本的にカーテンを張っていたので、喋ることはおろか、顔を合わせることもなかったが、看護師との会話は漏れ聞こえてきたので、どんな病気なのかは推測できた。
1人はおそらく甲状腺癌で、抗がん剤を投与されてからは声がガサガサになっていた。
もう1人もどこの部位かはわからないがおそらくがん患者のようで、抗がん剤を投与されるとすこしでも複雑な味がする病院食は本当に不味くなるらしい。
ずっと病院食の味がひどいと看護師に訴えていた。
この人は食事の時間になると院内コンビニまで行き、買ってきたカップ麺をすすっていた。
病棟でも、ものすごい巨大なできもののある人や、すぐ迷子になる老人など色々な人とすれ違う。
いろいろな人生や余生があるなと、そう思った。
入院開始から6日目
朝に退院。
お疲れ様でしたと自分に言いたい。
家に帰り、右耳をうまく避けて恐る恐る頭からシャワーを浴びたが、頭髪にこびりついていた皮脂汚れや手術の際のヨードチンキがすべて流れ落ちる感覚があり、久々にさっぱりした。
退院から数日後には傷口の抜糸も完了。
ちなみに右耳には今も傷口の消毒のための綿が詰め込まれており、
この日記を投稿した日もまだうまく聞こえないが、傷口の治りも良いため、再来週あたりには綿も取れるそう。
ちなみにですが、真珠腫性中耳炎は再発率がかなり高いらしく、主治医から改めてこう言われました。
主治医:「半年後にもう一度切り開いて再発していないかどうかを確認するための手術が必要です。」
主治医:「過度に悪化していたら、CT検査で影が確認できるのですが、軽微な再発の兆候の確認はどうしても切り開かないとわからないのです。」
わし:「😧」
まあ仮に耳骨の損傷が激しければ修復のために耳骨を抜かれて、再手術までの間右耳が聞こえない可能性もあったので、それから比べたらだいぶラッキーでしょ!
そうか?













































