あぬブログ

映画の文句とプラモデルと旅行の写真

キャン言わしたる

映画『ゆるキャン△』の感想

 

俺の周りでの評価低いけど、いくら設定が社会人になったとはいえそこまで言われるほどか?と思って褒めるつもりで見始めたけどゆるキャンの劇場版としては最悪の出来だった。

 

社会人編になったのはまあ良いとしても、
そこで劇中に主人公を社会人にした正当な理由が別段提示されるでもなく、
ただキャンプ地の開拓だから要素として必要だろうと主人公たちを無理やり年を取らせてしまったという印象。

もちろん「再生」というテーマの提示として一度離れてしまった友人たちを
キャンプ地という共有のものを通じて繋がりと皆の場所を取り戻していくという要素がやりたかったのはわかるものの、

別にそれって大学生編でも良くない?

つまり社会人じゃなくても今回のストーリーは成り立つし、
社会人だからこそ活かせるような要素が今回一切活かせていなかったんだよな。

またいくら、地域活性化や記事のネタになるからとはいえ
平日や休日さえもメンバーを駆り出して滅私奉公でキャンプ地の整備させるのは

いかがなものかと思うし、大体僻地のキャンプ地なんて今後運用し続けられるかどうかもわからんでしょ。

それよりも廃校になった犬子の小学校をリユースして
学校をキャンプ地にできるようにするほうがいくらか建設的じゃない?

 

そもそもなんで俺こんな話してるの?ゆるキャンなんだからキャンプしろや!!!!!

 

社会の波に揉まれて疲れていく志摩リンや仲間たちなんて一切見たくなかったし、
ちくわが常に漂わせてる死の匂いなんなんだよ!!!!怖すぎるわ!!!!ラスト死ぬのかと思った。

というわけで「映画ゆるキャン△」はゆるキャン△の劇場版として一切相応しくない出来でした。

主人公たちを苦悩させる覚悟があるのであれば、

もうちょっと考えてストーリーを作ってください。

単純に不快です。